土木管理総合試験所

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絶縁油中のPCB分析

変圧器(トランス)等の絶縁油にはPCBが含まれているものがあります。

PCBを一定以上含むものは、PCB廃棄物に該当しPCB特別措置法により2027年3月まで(地域により異なる)に処分等を行わなければいけません。当社では変圧器(トランス)・コンデンサー等の絶縁油中に含まれるPCB分析を行っています。

PCBを含む可能性のある電気機器

PCBは電気機器用の絶縁油など様々な用途に利用されており、現在は新たな製造が禁止されています。

用途製品例・使用場所
絶縁油変圧器用(トランス)ビル・病院・鉄道車両・船舶等の変圧器
コンデンサー用蛍光灯の安定器・白黒テレビ・電子レンジ等の家電用コンデンサー、直流用コンデンサー、蓄電用コンデンサー
感圧複写紙塗料・印刷インキノンカーボン紙(溶媒)、電子式複写紙、印刷インキ、難燃性塗料、耐食性塗料、耐薬品性塗料、耐水性塗料

※「環境省パンフレット ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の期限内処理に向けて」より一部抜粋

PCBとは

PCBは優れた特性(絶縁性が高い等)と極めて強い毒性を有する化学物質。

性質・水にきわめて溶けにくく、沸点が高いおもに油状の物質
・化学的に安定(熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高い)
毒性目やに、爪や口腔粘膜の色素沈着、ざ瘡様皮疹(塩素ニキビ)、爪の変形、まぶたや関節の腫れなどの中毒症状
主な事件カネミ油症事件:昭和43年に食用油の製造過程において熱媒体として使用されたPCBが混入し健康被害を発生

PCB廃棄物について

PCBを含む電気機器は、PCB廃棄物として処理します。

総称種類分類判別方法
PCB廃棄物高濃度
PCB廃棄物
0.5%(=5000ppm)を超えるPCBを含む変圧器、コンデンサー等機器に取り付けられた銘板で判別可能(1953~1972年製はPCB使用の可能性有)
低濃度
PCB廃棄物
・0.5%(=5000ppm)以下のPCBを含む変圧器、コンデンサー等
・PCB不使用だがPCB汚染された絶縁油を含む電気機器
PCB汚染の可能性がある製造年の場合、絶縁油を採取してPCB濃度を測定
(変圧器:1994年、コンデンサー:1991年より前だとPCB汚染の可能性有)

※詳細は各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本電機工業会のWebサイトを参照してください。

PCB廃棄物について

※「環境省パンフレット ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の期限内処理に向けて」より引用

PCB濃度の測定

当社では絶縁油中のPCB分析を承っております!

PCB濃度の測定

納期:分析室着より5営業日

分析方法:絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル

(平成23年5月環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課)

処分について

PCB特別措置法により事業者はPCB廃棄物を2027年3月までに処分または処分を委託しなければならないことになっています。詳しくは下記をご覧ください。

法令:ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法
(平成13年6月22日法律第65号)

ポリ塩化ビフェニル早期処理情報サイト

一般社団法人 日本電機工業会のWebサイト

環境省パンフレット ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の期限内処理に向けて