土木管理総合試験所

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長野県北部 神城断層地震より1年 被害状況及び弊社対応について紹介いたします。

2015年11月19日

1.神城断層地震について

神城域断層MAP長野県神城断層地震とは、2014年(平成26年)11月22日22時8分頃、日本の長野県北部、北安曇郡白馬村を震源として発生したマグニチュード6.7(暫定値)の地震になります。小谷村、小川村、長野市で最大震度6弱を観測しており、震源断層は白馬村と小谷村を縦断する神城断層は右図の通りとなっております。


逆断層模式図発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型、地下の余震分布面が東下がりの傾斜を有していることから、震源断層も東下がりの傾斜を持つ逆断層と考えられており、地殻を構成する大陸プレート内で発生した地震です。

2.被害状況について

 県内の被害状況(部分抜粋)は、長野県災害対策本部の発表(H27.7.31)によれば以下の通りとなります。



住宅被害その他の被害
全壊半壊一部損壊土砂災害林地荒廃
白馬村4235160
計25箇所
計30箇所
小谷村3375224
小川村211185
長野市4451,138
松本市  1
岡谷市  1
中野市  5
大町市 6101
飯山市  1
安曇野市  1
松川町   
信濃町   
飯綱町  11
811721,828  

長野県HPより一部引用(http://www.pref.nagano.lg.jp/bosai/kurashi/shobo/saigai/1122jishin.html

 

 

3.弊社の対応について

モニタリングシステム概要図
株式会社オサシ・テクノス様より転載
http://www.osasi.co.jp/products/item/category/14

弊社としては、山林や宅地に発生した地すべり性のブロックに対して地表面の変位量を観測する業務を主に実施いたしました。

民家敷地の被災地では、お住まいの方へ変位量を観測する目的や警報時の避難対応について説明を行なうと共に、迅速に観測機器や警報システムを設置し、一日も早く安心した生活を提供できるよう意識して対応いたしました。

通信設備設置状況
通信設備設置状況

また、被災規模が大きく重要な保全施設に近接した地域では、リアルタイムの変位状況を把握できるモニタリングシステムを設置し管理を行いました。

対応した現場

  1. 伸縮計による地表面変位観測・・・・・・・・・・5件(小谷村、長野市)
  2. 地表面変位観測及びモニタリングシステム構築・・1件(長野市)
  3. 地質調査及び地すべり機構解析・・・・・・・・・2件(長野市)
    伸縮計設置状況
    発生した滑落崖および伸縮計設置状況