千村 駿介

Shunsuke Chimura

FC新潟店 店長(株式会社 秀和)
開設 :2021年7月

エリア:新潟県 北部(村上市~長岡市)
従業員:10名

秀和地質として創業

千曲オフィスを開設
土木管理総合試験所とのパートナーシップを開始

上越オフィスを開設

新潟オフィスを開設

FC新潟店を開設し、フランチャイズ化を開始

私たちFC新潟店・秀和では、北が村上市、南が長岡市までの新潟県北部を担当地域としています。土木分野をメインに、地質地盤調査、現場土質試験や、コンクリートの非破壊検査、建築工事の施工及び管理を事業として行っています。

私自身はもともと長野市の秀和本社におりまして、ご存じのとおり山岳地帯ですので地盤がしっかりしているんです。2021年のFC新潟店開設とともに新潟へ異動してきたのですが、田んぼも多いですし「潟」と呼ばれる地域ですので、長野と比べて地盤が良くない。 そのため土にセメントを混ぜるなどの地盤改良が必要で、どのくらい混ぜると良いか?の配合試験なども行います。新潟は年365日のうち約200日が雨と言われていて、そうした配合試験など雨の日でもできる作業をご提案し、効率よく進めるようにしています。

1998年に創業し、もともとは建築分野・家を建てる前の地盤調査をしていました。私は2017年10月に入社し、ちょうど土木管理総合試験所パートナーシップ千曲オフィスが開設された折でしたので、色々な試験をサポートさせていただくところからスタートしています。

当時秀和としては建築分野しか仕事がなかったので、売り上げとしてもやや頭打ち感がありました。そこで、土木分野に関わるきっかけを作ろうと。働いているメンバーも色々なことにチャレンジしていかなくては、ということでパートナーシップの提携を開始しました。

そこから上越、新潟とオフィスを開設し、5年が経過した際にフランチャイズ化のお話をいただいて。土木管理総合試験所としても人手不足で、社員の負担を軽減したいという思いがあるということで、不安もありましたが社長も「なんでもやってみよう」というスタンスでしたので、チャレンジすることを決めたんです。

商品については土木管理総合試験所のサポートを受けて、資料や商品案内の仕方、その他のアドバイスも含め長野で研修もさせてもらいました。さまざまな分野があって、私含め経験不足のメンバーも多かったので、勉強することも多く心強かったです。

FC新潟店はもともと土木管理総合試験所の直営店で、それを秀和が引き継ぐという形を取ったのですが、まずはお取引先の土木部長さんにアポイントを取らせていただきました。土木管理総合試験所のスーパーバイザーも同席いただいて、1件1件お客様にお会いしたのがスタートです。

フランチャイズというのは、コンビニやカフェ業態などではよく聞かれると思いますが、土木業界では新しい取り組みでした。なので、システムのご説明から、納品のご報告書は土木管理総合試験所の名前で引き続きご提出できることなど、丁寧に説明していって不安を払拭していけたのは大きかったです。

まず売上が上がったのが大きいです。もともとの建築分野に、FC新潟店での土木分野が加わって会社全体では2倍以上の売上に。案件の件数も、利益率についても1年目より2年目、2年目より3年目と増加しています。

FC店になる前は、土木管理総合試験所の営業の方、技術員の方がお客様と打合せしてきた内容をもとに、試験を私たちがやって、報告書をまとめて…という流れでした。FC店になってからは、施工のプロであるお客様と直接やり取りさせていただくように。

今では多いときは1日60件、70件とご相談のお電話をいただくこともあります。土木管理総合試験所のサポートを受けることもありますが、試験や施工の方向性をほぼワンストップでご提案できるようになりました。試験においてお客様から頼られることも増えて来ていて、“かゆい所に手が届く存在”として見ていただいているのは嬉しいことです。

また私が新潟に異動してきた際は、社員が3名しかおりませんでした。現在はFC新潟店として10名体制、会社全体でも7年半前は社員5名でしたが、現在は18名とそれぞれ3倍以上になっています。新潟への地域貢献、雇用創出ができたというのは大きなメリットのひとつでもありますね。

まずは商品の知識、ご提案の仕方を常に向上させて、お客様から喜んでもらう、満足してもらえるように。私たちの仕事が、お客様の会社や国、県からの評価にもつながっていきますので、より満足してもらえるようにこれからも考えて行動していきたいです。

また店長としては社員の会社・仕事への満足度が、ひいてはお客様の満足度につながっていくと考えています。そうした意味ではモチベーションの高いメンバーが揃っていて、先日も事務員さんが「私も勉強したい」と現場に出るようになりました。

その結果、簡単なお客様対応であれば、現場に出て不在にしていることの多い営業や技術のメンバーに聞かなくても答えられるようになっていました。そうした当事者意識は私も見習わないといけないと思いましたし、社員にもより満足してもらえるよう考えていきたい。

年に1度、FC各店舗が集まって全国大会があり、意見交換会や事業の発表会などがあります。今年からは初の試みでディスカッションをする場があったのですが、ある店舗では毎日30分雑談する場を必ず設けているそうです。私たちも終礼をやっているのですが、どうしても仕事の共有で終わってしまう。他にも色々なアイデアが出ましたし、参考にしながら良い組織づくりをしていきたいと思います。

1年目、2年目はFC新潟店として売上目標をわずかに達成できなかったのですが、3年目の今年は10月時点で100%弱と初めて達成できそうな所まで来ています。利益についても、例えば非破壊検査は今年ある程度自社で行えるようになり、利益率も上がってきています。

さらに新たな取り組みの一環として、エリア拡大を検討しています。既存の店舗がないので1からの出店となりますが、現在もご依頼自体はあるので、FC新潟店として手探りで行ってきたノウハウが活きるのではと。まずはFC新潟店で増員も含めて足元を固めていって、次のステップを考えていきたいと思っています。

10年後、20年後も試験業界で生き残っていくために、営業・技術・事務の垣根を超えて常にみんなで提案して切磋琢磨していきたい。土木管理総合試験所からサポートを受ける部分もありつつ、独り立ちしてできることもどんどん増やしていき、もっとお客様に喜んでもらえるような仕事をしていきたいですね。

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