皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
まずは、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々、ご遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表すとともに、罹患されている方々や 困難な状況におられる方々が一日も早く回復されますよう心よりお祈り申し上げます。

過日、弊社第38期(令和4年1月1日から令和4年12月31日まで)定時株主総会を開催し、事業報告等の議事が滞りなく進み、決議事項につきましても全て承認され、無事終了することができました。
これもひとえに、日ごろの投資家の皆様からのご支援・ご協力の賜物であり、改めまして厚く御礼申し上げます。
今期につきましても、収益目標の達成と「人々の生活環境が豊かになるために貢献する」という企業理念を果たすため、全社一丸となって邁進する所存でございます。
また、国内外の様々な世情、経済環境に左右されないよう内部体制の強化と業務改革に取組み、最新のイノベーション事業の推進にも注力してまいります。
投資家の皆様におかれましては、何卒格別のご理解とご支援を賜りますよう願い申し上げます。

代表取締役社長 下平 雄二

土木管理総合試験所の業務

第38期連結業績レビューについて

当連結会計年度の業績は、売上高につきましては6,998百万円(前期比4.7%減)、利益につきましては、会社全体の業務の効率化、赤字案件の削減、FC店展開による既存拠点の閉鎖によりコストの削減等があり営業利益534百万円(前期比10.1%増)、経常利益565百万円(前期比4.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益349百万円(前期比64.0%増)となりました。
今期は、フランチャイズ店(以下FC店)の出店を加速させ、前年だけで7店舗の出店を行い、今年もFC千葉店を新規出店し全国合計11店の出店となりました。これに伴って当社の既存支店の閉鎖及び出張所化も進めております。少子高齢化、人材不足の中、事業の全国展開を推進するために、地方での事業については地場の企業にFC店としてお任せし、当社は少ない人員でより効率的に既存事業及び新規事業で収益を上げていくことに取組んでまいりました。今期はその転換期となり、FC店の出店による収益と既存店の閉鎖による損失の差を新規事業の推進によって補う構想でありましたが、新規事業は様々な業界へのアプローチが必要なため、オミクロン変異株の蔓延による営業活動の停滞や建設業界全体の原材料費の高騰等によるコスト増の影響から、適正価格での受注が困難となり、全体の業績にも影響がでることとなりました。

次の成長を支える強固な基盤

目標達成のために、中期経営計画の3つの事業戦略、新規技術の開発、完結型サービスの拡充、海外展開の3つに注力してまいります。
新技術開発では橋梁床版の調査・解析の効率化を進め、昨年末に国土交通省新技術提供システム「NETIS(ネティス)」に登録され一定の研究開発成果を得たと考えており、さらなる技術革新を行いインフラストックの維持管理業務に活かしていきたいと考えております。完結型サービスの拡充では、土壌汚染調査にともなう土壌浄化工事、非破壊調査試験における補修工事及び地盤補強工事等の工事案件を全拠点にて受注することによって、案件の大型化及び受注単価の向上を進めました。海外展開につきまして、ベトナム支社の人員を強化し、オフショア事業にとどまらず現地で受注に注力するとともに、対応業務の拡充を図っております。既存業務と新規業務、事業領域の展開が融合することで、世情に影響されない強固な経営基盤を維持してまいります。

お問い合わせ

contact

IR担当

03-5846-8385

受付時間 8:30-17:30(土日祝を除く)